あなたのココロ、最近疲れていない？
肉体は疲れているのに、なかなか寝つきが悪い。眠りが浅く、良く寝たと実感することが少なくなった。何を食べてもおいしいと感じないし、何をやっても楽しいと感じられない。何もしていないのに、疲れやすくなった。1日中ぼーっとしてしまい、やる気が起きない。身の周りのことをするのが面倒臭い。なるべく人と接したくない。
……これらのことが思い当たる人、もしかしたらココロが疲れているのかもしれません。

慌ただしい毎日を過ごしているうちに、いつの間にか見過ごしてしまったココロのケア。悩みやストレスを抱えていない人はほとんどいないと言われている現代社会でも、あまりのお疲れ状態になっているのは考えもの。「病は気から」というように、ココロが肉体に影響を与えることだってあります。ここで、ココロの中に潜んでいるアレコレをちょっと見つめてみませんか？ ほんの少し発想や行動を切り替えてみるだけで、ココロのつかえがふっと放たれることだってあります。

1. 頑張り過ぎない自分になる
目標や夢に向かって、頑張っていく姿勢は大事。でも、頑張り過ぎたり、必要以上に自分にプレッシャーをかけると、ココロのエネルギーは減少してしまいます。日頃から、「何もかも完璧にやりたい」と思っている頑張り屋さんは、ちょっと注意した方がいいかもしれません。こんなにやっているのに、思うようにならない…と感じたら、ひと呼吸おいて周りを見渡すくらいの心のゆとりを。それまで頑張ってきた自分自身を、きちんと認めてあげることも大切です。

2. 疲れたら、潔く休んでみる
身体の疲れがきちんと取れないと、ココロまで重たくなってきます。仕事や家事で大忙しでも、時には自分を甘やかしてあげる時間も必要です。この日！ と決めたら、仕事や家のことを忘れて好きなことをする。自分自身へのご褒美です。おいしいものを食べたり、好きな映画や音楽に没頭してみたり、旅行に出かけてみたり、自分が好きなことで思いっきりリラックスできる時間を持ちましょう。お天気の良い日は、何の目的も持たずブラブラと散歩をしてみるのもいいかもしれませんね。自分にとって心地良いと思えることを、何かひとつでも見つけてみては？

3. 自分は自分、人は人と割り切る気持ち
「隣の芝生は云々…」といいますが、人のことはどうしても良く見えるもの。「それに比べて私は…」と、凹んでしまうことは多いかもしれません。でも、いつもそんな気持ちでいると自分のことを好きになれなくなってしまうのも事実。誰にだって欠点はありますが、同時に誰にでも長所があります。自分の良いトコロや魅力を、ちゃんと把握してあげましょう。わからなかったら、身近な友達などに聞いてみるのもひとつの策です。「あの人はいいなぁ」と、羨ましがるばかりでは何も進みません。いっそのこと、「こうなりたい！」と憧れの人として目指してみるくらいの気持ちになって。

4. 時として愚痴を言うことも大事
愚痴ることはカッコ悪い。だから言わないようにしている。…確かに、年がら年中、それも誰かれかまわず、愚痴や不平・不満ばかりをもらしているのはいただけません。かといって、何もかも一人で抱え込む必要もありません。じっと自分の中に納めていたら、ココロの中に溜まっていく一方です。気のおけない友達や家族に、愚痴ってみるだけでココロが軽くなることもありますよね。具体的な言葉にして吐くことは、ストレス解消にもなるとか。時には、弱い自分になってもいいじゃないですか！ もちろん、一方的に言うばかりじゃなく、相手の愚痴もちゃんと聞いてあげられる人になりたいものです。

5. できるだけ無くしたい、「もう」「どうせ」という言葉
女性に多くありがちなのが、「もう年だから…」「どうせ私なんか…」という前置き付きの言葉。いつも前向きでいよう！ とは言いません。愚痴を言ってもいいとポイント4で書きましたが、同じ発するならなるべくネガティブな言葉を使わないようにするというのもひとつのデトックス法。例えば、シワやシミを発見したときに、「もう年だから」という一言であきらめてしまいますか？ 自分が気付いたときに手を打てば、何もしないことよりは確実に進んでいるハズ。とはいえ、焦りを募らせることもNG！ どこかにユルい気持ちを持って、やれることからスタート。「まだやれる！ 」と自信を持って。くれぐれも無理をしない範囲で…ということをお忘れなく。

ここで挙げた5つのポイントは、ほんの一例にしか過ぎません。ココロの問題は、人によって複雑で、浅いものから深いものまで様々です。何でも理想通りに進めていくことには限界があります。どれかひとつでも自分に心当たりを感じたら取り入れてみるという程度に捉えてくださいね。