編集部ひとくちにシミといっても、いろいろなシミがありますよね？

先　生シミにも濃いものから薄いもの、そばかすくらいの小さなものから目立つ程の大きさ、実に様々な種類があります。シミの状態によっては、一般的な美白化粧品で薄くなるものもありますが、ほとんどのシミは医療機関で本格的な治療をしないとなくならないことが多いですね。クリニックで行うシミ治療の主流は光治療。ダウンタイムが少なく、すぐにメイクもできるという便利な反面、肌の状態やシミの濃さ、種類に応じて使用していかないと満足な効果を得ることができないと言われていました。

編集部確かに、薄いシミに対して難しいといわれていますよね。でも、シミの濃さにかかわらず、見つけてしまったからには何とかしたいと思うのが女ゴコロだったり…

先　生そうですよね、とってもよくわかります。それに1回シミができた箇所は、メラニン色素も集まりやすくなるので、薄い時期からきちんと対処することがシミ解消の近道だったりするのです。
当院では、皮膚が薄く紫外線の影響も受けやすい日本人に適した最新の光治療器「アキュティップ」を導入しています。このアキュティップは、これまで光治療で対応できなかった薄いシミや細かいソバカスにもチカラを発揮します。フォトフェイシャルや他の光治療では取りきれない薄いシミの仕上げとして、もっと理想に近い効果を実感していただくことができます。また、ぼんやりとした色素沈着に対しても効果的で、年齢を感じさせる手のシミに対しても高い効果が得られるのが大きな特長です。

編集部先生のクリニックでは、アキュティップだけでなくトータル的なシミ治療を行っているのですよね？

先　生当院のシミ治療は、アキュティップの前にふたつの手順を踏み、合計3ステップでの治療を基本としています。貴重な時間とお金を使ってお越しいただくわけですから、鏡を見てすぐに変化を感じてもらえるような高い効果のある“徹底した美白”を目指していきたいと考えています。化粧品を使って行うスキンケアでもそうですが、まずは最初のステップとしてクレンジングからこだわりました。

編集部どのようなクレンジングを行うのですか？

先　生まずは、ディープクレンジングです。毎秒25,000回転もの超音波振動により、普通の洗顔だけでは落としきれない皮脂、毛穴の奥に残った汚れ、古い角質などをやさしくきれいに取り除きます。肌を“素”の状態にすることで、この後に続く光のパワーをいかんなく届けることができます。

編集部伺っているだけでワクワクしますね。さて、次はどのような方法を行うのですか？

先　生顔全体に、IPLという光を当てるフォトフェイシャルを行います。シミだけの治療ではなく肌全体の透明感がより高まり、コラーゲンの生成を促す作用もあることから、肌の引き締め効果、開いた毛穴の悩みやニキビ跡などにも効果があります。短時間で、顔全体のくすみや濃いシミ、大きなシミへとアプローチしていきます。

編集部そして、いよいよアキュティップの出番！ ですね。

先　生そうです！ フォトフェイシャルで整えた肌に、アキュティップを当てて小さなシミも逃さず、狙いを定めた施術を行っていきます。2種類の光治療機それぞれの特長を活かした施術で、シミをトータルで捉えることができます。アキュティップは、メラニンと毛細血管のヘモグロビンにアプローチしやすい短めの波長帯(500〜635ナノメートル)を出力します。この光は、パワーを上げれば濃いシミにも活用できます。また、シミとは異なりますが、毛細血管の壁が破れて頬や小鼻に赤みが出てしまう毛細血管拡張症にも有効的です。照射スポットが直径6.35mmと小さいサイズですから、小鼻の周りなどの細かい部位にもしっかり照射することができ、周囲の皮膚組織に影響がなくピンポイントでの治療が可能です。ダウンタイムがありませんので、施術後は普段と変わらないメイクをしていただけます。