どうしたら防げる? ニオイや汗の予防法
生活習慣をほんの少し見直すだけで、ニオイや汗の発生を予防することができます。
@肉を食べ過ぎない
肉を食べ過ぎると、皮脂の分泌が活発になって、体臭が出やすくなります。肉は動性たんぱく質を含む大切な栄養源ですが、摂り過ぎないことが大切です。野菜などと一緒に、バランスよく食べましょう。
A天然素材の服を着る
化繊の服を着ていると、ニオイが発生しやすくなります。直接肌に触れる部分には、綿などの天然素材を身につけるようにしましょう。
どうしたら改善できる? ニオイや汗のセルフケア
ニオイや汗がどうしても気になるとき、下記の方法で対処してみましょう。
@泡で出るハンドソープで洗う
ワキの下や足の裏などのベタベタした汗は、ボディーソープでは落としづらいので、殺菌作用のある泡のハンドソープを使うのがおすすめです。洗浄力が高いので、強いニオイを解消するのに効果があります。
A銀入り制汗剤を使う
数あるデオドラント製品の中でも、おすすめなのは銀入りの制汗剤です。銀には高い殺菌作用があるので、ニオイの発生を抑えることができます。ただし、肌がかぶれた場合はすぐに使用をやめましょう。
治らない場合は…? 医療機関での治療法
自分で努力しても症状が改善しない場合は、医療の力を借りましょう。今は昔と違って、ダウンタイムが少なく、傷跡もほとんど残らない手軽な方法が主流となっています。
@ボトックス注射
ボトックスがエクリン腺の働きを抑制し、発汗を抑えます。汗が止まることで、ニオイもかなり減ります。個人差はありますが、効果の持続期間は4カ月〜半年程度です。
Aミラドライ
厚生労働省認可のマシンです。電子レンジと同じ要領で、皮膚の表面からマイクロ波(電磁波)を照射して、エクリン腺とアポクリン腺の機能をなくしていきます。一度の施術で長期間の効果が期待できます。切開しないので傷跡の心配がなく、ダウンタイムもほとんどありません。
Bローラークランプ法
4mm程度の小さな穴から吸引管を挿入し、ローラーで皮膚を押さえながらエクリン腺とアポクリン腺を吸引して取り除きます。従来の手術と違い、傷跡が圧倒的に少ないのが特徴です。