村松 英之先生(きずときずあとのクリニック豊洲院)に直撃インタビュー

Doctor's Story 村松 英之先生 Doctor's Story 村松 英之先生

名医 村松 英之先生(きずときずあとのクリニック豊洲院)に直撃インタビュー

公開日 2018年03月

プロフィール

傷や傷跡でお悩みの方に朗報。「傷をキレイに治す専門クリニック」豊洲に開業。

きずときずあとのクリニック豊洲院 院長 村松 英之先生
傷跡治療の名医
きずときずあとのクリニック豊洲院
院長 村松 英之先生
経歴

昭和大学卒業

福岡和白病院 形成外科

西尾市民病院 形成外科

昭和大学付属病院 形成外科

埼玉県立小児医療センター 形成外科

聖マリア病院 形成外科

太田西ノ内病院 形成外科

前橋赤十字病院 形成外科

昭和大学形成外科

KK Women’s & Children Hospital Plastic Surgery,Singapore

昭和大学形成外科

きずときずあとのクリニック豊洲院 開業

資格

形成外科専門医
熱傷専門医
創傷外科専門医
皮膚腫瘍外科専門医
オンコプラスティックサージャリー認定医師

インタビュー

一生消えないと思っている「傷跡」は、まずは専門家に相談を。

  • 一生消えないと思っている「傷跡」は、まずは専門家に相談を。 Q.傷と傷跡のケアを専門にされている先生は、とても珍しいと思いましたが、その理由を是非教えてください。 確かに世界的にみても、まだ少ないと思います。
    このクリニックを開業するまえに、私は形成外科医として、都内の大学病院の医局に籍を置きながら、地方の総合病院や海外で、さまざまな経験をさせてもらいました。ですから傷や傷跡だけでなく、形成外科医として、ヤケドや怪我の全身の皮膚と皮下の治療もしてきたのです。そのなかで、傷跡に悩まれる患者さんを「なんとかしてあげたい」という思いが強くなり、傷と傷跡の専門クリニックを開業しました。
  • Q.なるほど。先生は、傷跡の原因が分かるということでしょうか? その通りです。たくさんの形成外科治療をおこなってきたからこそ、その傷跡ができた原因を見極め、将来どのように治癒していくのか予測可能です。
    傷は早期に適切な処置をすることで、傷跡が目立たないようになります。
  • Q.早期の傷でなければ、治療しても効果はないのですか? いいえ、そんなことはありません。時間が経過してしまった傷跡でも、複合的な治療を行うことで、目立つ傷跡を目立たないように、アプローチすることもできます。
  • 傷跡は「治療できない」と思っている方も多いと思います。読者の方がイメージしやすいように、具体的に教えていただけますか? 主には、顔や手足のケガやヤケド、床ずれ、糖尿病性・静脈性の潰瘍、皮膚・皮下腫瘍、アザの治療などです。
    例えば、タバコのヤケド跡や入れ墨、リストカットの傷なども治療が可能です。
    ほかには、先天奇形や眼瞼下垂症、爪疾患、わきがなど外科系の診療もやっています。

傷跡には「形成外科・美容外科・皮膚科」の複合的な治療を。

  • Q.先ほど複合的に治療をおこなうと教えていただきましたが、どんな治療がありますか? 当院では、大きくわけて7つの傷跡治療があります。

    @ 内服治療(お薬を飲む)
    A 外用薬(お薬を塗ったり貼ったりする)
    B 圧迫治療(シリコンジェルシートやスポンジなどで、傷跡を圧迫)
    C 注射治療(ステロイドやボトックスの注射、PRP、脂肪移植など)
    D レーザー治療(傷跡の状態に合わせたレーザーを照射)
    E 手術治療(形成外科手術)
    F 放射線治療(連携施設)
  • 傷跡には「形成外科・美容外科・皮膚科」の複合的な治療を。 Q.とても分かりやすいですね!しかしこのなかには、保険治療と自費治療がありますが、どのように考えれば良いでしょうか? 保険治療で受けられる治療には、残念ながら限界があります。
    現在、保険治療でカバーされている部分は、@内服治療 A外用薬 C注射治療 E手術治療 F放射線治療 ですが、保険治療ではすべてをまかなうことはできません。
    外用薬や注射治療は一部の保険適用ですし、手術は、運動制限を伴うものに限ります。つまり目が閉じない、開かないなどの症状にしか保険治療はつかえないのです。
    しかし美容外科で使用されるようなPRPや脂肪幹細胞移植、レーザー治療などは、自費治療になりますが、一定の効果があると言われています。
    わかりやすく説明をしますので、興味を持たれた場合は、自費治療を選択することができます。
  • Q.レーザー治療費をかなりお得な価格設定にされていると思いました。理由はありますか? はい、当院で使っている「パールフラクショナルレーザー」は、同じ治療を提供する他の美容外科クリニックに比べると、半額以下の値段設定です。
    でも大手美容外科と戦うつもりがあるわけではありません。
    私の目標は、「傷や傷跡で悩む患者さんを救うこと」です。ですから保険診療以外は「治療費が高くて傷跡の治療を受けられません」というのは、あまりにもナンセンスに思えます。傷跡に対する悩みを持つ人なら、誰でも相談できる。治療の一歩を踏み出せる。そんなクリニックにしていきたいです。

本当に患者さまのことを考えたら、自ずと見えてきたこと。

  • 本当に患者さまのことを考えたら、自ずと見えてきたこと。 Q.クリニック運営や先生が力を入れていることは? 現在、力を入れていることは、治療の最善を尽くす以外には、ひとり一人の患者さんに対して、まずは専門用語を使わず出来るだけわかりやすい内容にすること。そして、なんでも質問しやすい環境です。
    医師に対して、質問をしにくいと感じていらっしゃる方は多いと思います。
    なかには、自分の次に待たれている患者さんことまで気にして、早く切り上げようとしてくれる患者さんもいて(笑)そういったお気持ちは、とても嬉しいし、日本人らしいのですが・・・・・・でも治療に不安があってはならないので、できるだけ、質問をしやすい環境をつくっています。
    例えば、医師ではなくスタッフのほうが、気軽に質問しやすいといった方もいらっしゃるので、当院では初診の方に対して、必ずスタッフが再度説明させていただいています。
    さらに、家に帰ってからも、治療の内容がわかるように、説明用紙も持って帰っていただいています。
  • Q.最後に、今後の目標や展望、夢なども是非お聞かせください。 将来的には、遠隔診療なども取り入れていきたいと考えています。
    傷跡をどこで治療したらいいかわからない方や、クリニックにくるのは遠かったり怖かったりする方にとっては、まず画像診断をおこない、当クリニックで可能かが分かれば、より少ない回数で通院できます。これが近い将来の目標です。
    中長期的には、世界中にこのクリニックを建てて、傷や傷跡で悩むような人の助けとなりたいと、夢見ています。

インタビュー編集後記

優しい先生のお人柄を感じられた、とても素敵なインタビューの機会をいただきました。
何よりもとても勉強家でいらっしゃって、忙しいなかでも、真剣に患者さんのことを考え、常に最新医療についても情報を更新していらっしゃいます。そして医療以外の経営やコミュニケーション分野についても積極的に学ばれていました。
もう、本当に素敵な先生で、私もすっかりファンになってしまいました。

クリニック情報

顔や手足のケガやヤケド、床ずれ、糖尿病性・静脈性の潰瘍、皮膚・皮下腫瘍、アザの治療などでお悩みの方は、傷跡治療の名医の村松先生に相談してみましょう。
クリニック名 きずときずあとのクリニック豊洲院
住所 〒 135-0061 東京都江東区豊洲5-6-29パークホームズ豊洲ザレジデンス1F
電話番号 03-5166-0050
診療時間 10:00〜18:00
休日 土、日、祝
アクセス 豊洲駅徒歩5分