コラーゲンの低下と水分不足がたるみを呼ぶ
肌がたるんでくるそもそもの原因は、肌そのものの基礎体力が落ちるから。そのカギを大きく担っているのが、真皮層にあるコラーゲンとエラスチン。私たちの肌は、コラーゲンとエラスチンの線維が規則正しく並んでいて、その間を埋めるようにヒアルロン酸をはじめとするムコ多糖類で満たし、肌の弾力性や柔軟性を保っています。それが、年齢を重ねるごとにクッション役のコラーゲンが細くなったり、エラスチンの再生ができなくなることで、肌を支えるバネ自体が弱くなってしまいます。また、紫外線などの影響でコラーゲンは変性して減少したり、切断されたりと、ますます肌は弾力を失う状態に。
また、肌の水分を抱えているヒアルロン酸も年齢とともに減少してしまうため、肌そのものの水分量も減ってしまいます。肌の乾燥が老化を早めるといいますが、真皮層がスカスカのままでは、元気な細胞も生まれず弱々しい状態に。肌は、ますます重力に耐えられなくなっていきます。その現象がたるみです。たるみ対策を行うには、十分な水分補給と栄養の補給、さらには血行を高め身体の代謝そのものを高める必要があります。デイリーのスキンケアで、十分な水分で内側から満たしてあげることと同時に、皮膚や細胞の免疫力をつけるために、ビタミンAやビタミンEを豊富に含んだ食べ物などを積極的に摂っていくことが大事です。
■ビタミンAを多く含んでいる食材
かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、小松菜、春菊、レバー、うなぎ等
■ビタミンEを多く含んでいる食材
ほうれん草、アボカド、モロヘイヤ、まぐろの赤身、ナッツ類、植物油等
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