肌のゴワゴワ感は、角質肥厚が原因!
私たちの肌は、表皮と真皮の境目にある基底膜上でつくられた肌細胞が時間と共に肌上部へと移動し、いくつかの層(角質層)を作っています。わずか10〜20ミクロン程の厚さの角質層ですが、古くなった角質は自然と肌表面に押し出されてはがれ落ち、常に生まれ変わり(ターンオーバー)を繰り返しています。しかし、紫外線やストレスなどの影響で、このターンオーバーが乱れてくると、はがれるべき古い角質がいつまでも肌の上に残ったまま。その間も、下から細胞は押し上げくるので角質層は厚くなり、柔らかさやしなやかさを失ってしまいます。
このような状態を「角質肥厚(かくしつひこう)」といい、くすみやゴワつき、肌荒れ等の原因のひとつに。古い角質が毛穴に詰まったら、正常な皮脂の分泌も妨げられるのでニキビを招くことにも。角質肥厚は、表面的な肌トラブルだけでなく、様々なトラブルを引き起こすことだってあります。また、年齢を重ねた肌はターンオーバーが遅くなるだけでなく、皮膚そのものが薄くなり抵抗力が弱まります。すると、外的から守ろうという防御本能がはたらき、結果として角質肥厚を起こしているケースも。冬になると、ヒジやカカトの皮膚が硬くなってガサガサしてきますよね。程度の差はあれ、顔だって同じこと。肌からのゴワつきサインを感じたら、古い角質を取り除くことと、正常なターンオーバーを促してあげる必要があります。
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