寒さにも乾燥にも負けない!冬のスキンケアポイント

Pick up! 2009/1/29 肌のカサつき、ゴワつき、くすみも一網打尽 寒さにも乾燥にも負けない!冬のスキンケアポイント
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Pick up! 2009/1/29
~肌のカサつき、ゴワつき、くすみも一網打尽!~
寒さにも乾燥にも負けない!冬のスキンケアポイント

寒さと空気の乾燥で、肌の調子が落ちやすくなる冬。大きなトラブルになっていなくても、肌全体が何となく元気がなくしぼみがちで、「小ジワが増えた!? 」「肌が急にたるんだ気がする…」「くすみが取れない」など、肌からのサインに何らかしらの不安を感じている人も多いかもしれません。そこで今回は、この冬を乗り切るためのスキンケア法をご紹介しましょう。

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ゴワつきや肌荒れ…冬の環境はターンオーバーが乱れがち
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肌老化は冬と夏に加速する!?
冬のスキンケアと聞いて、真っ先に思い浮かべるのが乾燥対策。ただでさえ空気が乾燥しているうえに、暖房の影響もプラスして、私たちを取り巻く環境はカラカラに乾いています。加えて、冬の寒さで身体全体の血行やリンパの流れも滞り、ターンオーバーも乱れがち。本来なら、自然にはがれ落ちるべき古い角質が肌の表面に残ってしまい、この時期は特に角質肥厚によるゴワつきや肌荒れに悩む女性が増えてきます。

肌の老化を加速化させる大きなターニングポイントは、年に2回あるといわれています。1度目は、紫外線の強い夏。2度目が、乾燥環境にさらされる冬。まさに今! です。毎日のスキンケアで乾燥対策を行っている人でも、この時期はいつも以上に保湿対策にチカラを入れたいところ。同時に、落ちている肌の基礎代謝を高めて、補った水分を逃がさないための肌力づくりもセットで行いたいものです。


押さえておきたい! 冬のスキンケアポイント
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保湿ケアで押さえておきたいこと
まず、手軽にできるホームケアでの保湿対策。化粧品の成分でもおなじみのセラミドは、肌のなかにも存在する細胞間脂質のひとつで、肌の水分を保ち閉じ込めておくはたらきをしています。しかし、体内のセラミドは加齢と共にだんだんと減少していく一方で、そのままでは肌はどんどん蒸発しやすくなってしまいます。だからこそ、失ったセラミドを外から補ってあげることが大事。

「化粧水をたっぷり与えていれば大丈夫」と思っている人でも、まずは今使っている化粧品にきちんと保湿成分が配合されているかどうかを見直してみましょう。保湿成分が入っていない化粧品では、その場の乾燥対策として役立つことがあっても、あくまでもその場しのぎ的な対処。与えた水分を、肌の中で抱え込んで逃がさないようにしなければ根本的な乾燥対策になりません。重度の乾燥肌の人にはセラミドが効果的ですが、そこまでいかないという人でも水分をキープできるうるおい成分を補給するように心がけましょう。

■代表的な保湿成分
・スヒィンゴリピッド、ヒドロキシステアリン酸コレステロール、大豆レシチンなど、セラミドに似たはたらきをするもの。
・ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなど、水分を抱え込んで逃がさないはたらきをするもの
・アミノ酸、尿素、PCA(ピロリドンカルボン酸)など、水と結合するはたらきをするもの
・ミネラルオイル、ホホバオイル、スクワランなど、肌の表面にフタをして水分の蒸発を防ぐはたらきをするもの
・プラセンタエキス、植物エキス、ミネラルなど、肌の代謝を促すはたらきをするもの

もちろん、クリニックで行っているヒアルロン酸注射やプラセンタ注射、コラーゲン注射なども乾燥対策に効果的。化粧品よりも、体内へダイレクトにはたらきかける分、効果もパワフル。低下しているターンオーバーを高める効果もあるといわれていることからも、美肌づくりのひとつとして挙げられている施術です。ただし、一度取り入れたこれらの保湿成分がずっと留まるわけではありません。時間とともに、体内に吸収されていきますので、定期的に補給してあげる必要があることも覚えておきましょう。化粧品でも注射でも、継続していくことが大事です。

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角質ケアは冬でも大事
乾燥状態がヒドくなると、肌の表面が硬くなり、せっかく与えようとしている保湿成分が入っていかない場合もこの時期多くみられます。よく「化粧水が入らない」と表現されるように、いつまでも肌の表面に残ってしまうアノ状態ですね。こんなときは、肌全体をあたためることから始めてみましょう。冷たい空気にさらされた肌は、寒さで縮こまりがちです。お風呂に入ってカラダ全体を温めることができれば一番ですが、時間がないときはホットタオルなどでも有効的。こわばった肌を緩めてあげることで、血行も高まり、化粧品の浸透も高まっていきます。

また、角質ケアを行うのも一策。最近のスクラブは、粒子が細かくなり、肌当たりがマイルドになっているものもたくさん出回っています。もちろん、ゴシゴシ行ったり、使用回数を増やしたりしたら、肌への刺激になって逆効果ですが、使用方法や回数を守って行えば角質肥厚対策に効果的です。酸を使って古い角質をはがすケミカルピーリングや、ヒアルロン酸や美白成分を浸透させていくシルクピーリングや、レーザー照射で角質を除去をするレーザーピーリングなど、クリニックで行う施術の中でも、角質ケアのメニューが揃っています。肌表面に溜まっている余分な角質を取り除くことも、その後に与える化粧品の効果を活かすことに繋がってきます。