Pick UP -アンチエイジング

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教えて!注入治療あれこれ。詳しく知りたい「アンチエイジング」情報
昔に比べて、美容クリニックの注入治療は増えたけれど、いざアンチエイジングの注入治療を検討しようと思うと、自分にはなにがベストなのかまったく分からない。
そんな疑問にお答えするのが今回の企画です!

Pick UP -アンチエイジング

公開日 2018年05月
Pickup Injection
年齢を重ねるほどに生じる、見た目の老化は、避けることができません。でも若さを取り戻したいという願いを叶えるために、いまや美容医療では、さまざまな方法が生み出されています。
そんな若返り治療のなかでも今回は、注入治療に焦点を当ててみます。
皆さん注射針が「痛いのでは?」というイメージをお持ちではありませんか?
最近の薬剤のなかには、麻酔成分が入っているものもあり、痛みに弱い人でも施術を受けやすくなりました。

人気のアンチエイジング注入治療7つ

治療メニューに取り入れているクリニックも多い、リジュラン、FGF、PRP、ボトックス、ヒアルロン酸、ベビーコラーゲン、BNLSの7つをご紹介します。

7つの大きな特徴は?

治療名 主な効果 特徴
リジュラン
(ポリヌクレオチド(PN))
皮膚細胞を活性化し、再生させる。 注入後すぐに肌の安定を感じる。元に戻りにくいが、症状により、一回では効果が見えにくいため、数回にわたって注入する。
FGF
(線維芽細胞増殖因子)
皮膚細胞を活性化し、再生させる。 効果を感じるのが、2〜4週間後。持続期間は3年程度。
PRP
(自己多血小板血漿)
皮膚細胞を活性化し、再生させる。 効果を感じるのが1〜4か月後。持続期間は、1年〜3年程度。
ボトックス
(ボツリヌストキシン)
表情筋の働きをおさえて、シワの軽減をしたり消失させたりする。
又、咬筋に注入する事で小顔効果を期待できる。
注入後数日でシワができにくくなる。継続期間は3ヶ月〜4ヶ月。小顔効果のエラボトックスは、3〜4ヶ月毎に数回の治療で咬筋が委縮し、小顔となる。
ヒアルロン酸 シワやくぼみの真下に製剤を埋め込み、押し上げてシワの軽減をしたり消失させたりする。肌のハリを出す。 注入後すぐに効果を発揮する。持続期間は3ヶ月〜約1年。期間を空けて追加注入をしていくことで、状態を維持しやすい。
ベビーコラーゲン シワやくぼみの直下に薬剤を注入しなじませることで、シワを消す。 皮膚の薄い部分にも浅く注入できるため、目の周り、口周り、額、鼻根部の小ジワの改善に適している。注入後すぐ効果を発揮する。数か月〜半年毎に注入するのが望ましい。
BNLS 注射した部位の脂肪を溶かす。肌の引き締め作用やリンパ循環作用をうながす。 BNLS注射によって溶けて代謝した脂肪細胞に関しては永久になくなるが、症状により1回では効果が見えにくいので数回にわたって注入する。

※一般によく使われている治療名や主な効果、特徴です。

さらに詳しく解説!

リジュランとは?

リジュランの主な有効成分は、サーモンから抽出した「ポリヌクレオチド(PN)」です。これは細胞を活性化する働きを持つ成分で、加齢による肌のお悩みに効果のある注射治療です。
細胞が活性化するため、しわや目の下のくぼみなどの加齢によるお悩みから、ニキビやニキビ跡、傷跡といった肌トラブルまで、幅広い症状を改善できます。またこれまで治療がむずかしいと言われていた首や手の甲などのお悩みも相談できます。
リジュランの主な成分である、サーモン由来のPNは、人間のDNAと似た構造を持っているため、人の体によくなじみます。安全性が高く、副作用などのリスクはほぼ心配ありません。

PRP(Platelet-rich plasma:自己多血小板血漿)とは?

私たちの血液のなかには、赤血球や白血球、血小板などの血球成分と、タンパク質や電解質などを含んだ液体の血漿(けっしょう)成分があります。PRPはもともと自分の血液のなかにある血小板を濃縮した血漿 (PRP) を成分で組織を再生させる性質を利用した治療です。
自己の血液を採血し、遠心分離器にかけ、PRPを高濃度にして採取します。
加齢などで気になる部分に、そのPRPを注入することで、細胞が活性化し、コラーゲンを生成するなどの再生力を発揮させます。自分の身体のなかにあったものを使うので、アレルギーなどの心配もないのが、最大の強みです。

FGF(Fibroblast Growth Factor:細胞増殖因子)とは?

FGFは、線維芽細胞増殖因子(せんいがさいぼうぞうしょくいんし)といって、細胞が分化する過程に関係する成長因子であり、たんぱく質の一種です。これは私たちが、もともと持っている細胞で、身体のあらゆるところあり、いくつかの種類に分類されます。
そのなかの美しい肌の生成に深く関わっているFGFを注入することで、活性化させます。肌の弾力に大切なコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などで真皮層を充実させ、うるおいやハリをもたらし、加齢によりできてしまった、シワやくぼみなどの問題改善に期待できます。

ボトックス・ボツリヌストキシン

ボトックスは、ボツリヌス菌から抽出した成分から作られています。注射することで、筋肉の動きを一定の期間マヒさせ、筋肉の働きからできるシワをおさえる作用があります。
おでこある横ジワや、眉間にできた縦ジワ、あるいは、目尻の笑いジワなどの改善のために、ボトックスをシワの周りに注射します。これにより表情ジワが少なくなり、表面が滑らかになります。
アンチエイジング目的のみならず、汗をおさえることや、顔のエラを小さくする小顔効果など、さまざまな治療効果があります。
治療方法は、お悩みの部位に適量のボトックスを注入するだけです。

ヒアルロン酸

肌の注入に使われるヒアルロン酸は、人工的に培養して作られた、ジェルのような素材です。ヒアルロン酸は人間の体のなかに、もともとあるムコ多糖類という成分で、水分を保持する役割を持っています。
気になる部位に注入したヒアルロン酸は、そこにとどまるため、アンチエイジングとして使用する場合は、シワやくぼみを埋めることができます。プチ整形として使用する場合は 涙袋を形成したり鼻筋を通したり、または、あごに注入したりしてフェイスラインを美しくします。
注入する部位や症状に合わせて、硬さの違うヒアルロン酸を使い分けることもできます。

ベビーコラーゲン

年齢とともに失われたT型・V型コラーゲンを、シワやくぼみが気になる部分にダイレクトに細かく注入しなじませる治療法。
皮膚とのなじみがよく、ピンポイントに皮膚の薄い部分にも浅く注入できるため、目の周りや口周り、額、鼻根部の小ジワの改善に適している。
V型コラーゲンは、組織再生能力もあるため、シワを埋めてぼかすと同時に、お肌を再生させるため、シワの根本の改善にもなる。

BNLS(BN Liposculpting Solution:脂肪溶解注射)

脂肪溶解注射のひとつで、気になる部分の皮膚に注入すると、注入した部分の顔やせ・小顔が図れる治療法です。BNLSは、植物から抽出した有効成分が主成分となっています。
加齢による頬やあごのたるみは、顔の脂肪の下垂が要因の一つですので、脂肪を減らすとたるみが改善しやすくなります。また、脂肪を減らすのと同時に、肌の引き締め作用やリンパ循環作用が起こり、血流やリンパの流れを改善します。
溶かした脂肪や、身体のなかに溜まっている老廃物の排出をうながす施術です。また、アンチエイジングに限らず、顔痩せしたい方むけの注入治療としても使います。
いかがでしたでしょうか? Pickup 今回は注入治療をご紹介しましたが、注射針を使わないものも、近年は人気になってきています。
例えば、オスモインジェクターという、美容の薬液を入れる容器と針が一体型になった構造で、針を皮膚に押し付けると、薬液が自動的に真皮層に浸透させる仕組みのもの。
水光注射といわれている治療は、専用のマシンで、美容の薬剤を肌の表面の層にダイレクトに注入します。
さまざまなニーズに対応した治療がありますので、自分にあったクリニック探してみてください。

監修クリニック

クリニック名 渋谷皮フ科医院
院長 仁藤 真佐江
住所 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-22-20 タキザワビル7F
電話番号 0120-213-291
電話番号2 03-5766-7031
診療時間 月〜金 11:00〜20:00
土・日・祭日 9:30〜12:30 14:00〜1700
※完全予約制です。
休日 無休
アクセス 渋谷駅
ヒカリエから徒歩30秒