いつまでも若々しく美しくあるための…プラセンタ活用法

Pick up! 2009/5/28 クレオパトラや楊貴妃も愛した!? いつまでも若々しく美しくあるための…プラセンタ活用法
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Pick up! 2009/5/28
~クレオパトラや楊貴妃も愛した!?~
いつまでも若々しく美しくあるための…プラセンタ活用法

年齢を重ねていくことは誰も避けられないことですが、「いつまでも若々しく過ごしたい」「できるかぎり美しく健康でありたい」と思うのは女性にとって永遠の願い。エイジングに対してのこだわりは、ここ最近に限ったことではなく、クレオパトラや楊貴妃、マリー・アントワネットの時代から、美と若さへのあくなき探究心はありました。今回は、彼女たちも使っていたといわれているプラセンタをテーマにしました。

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注射や化粧品などでよく聞くプラセンタについて詳しく知りたい!
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プラセンタって何ですか?
近頃、化粧品や健康食品などにも配合されていることで、目にしたり聞いたことのあるプラセンタ。クリニックで行う、プラセンタ注射も広く知られるようになりました。「プラセンタ」を直訳すると、ズバリ胎盤のこと。

赤ちゃんがお母さんのお腹にいるときに、胎盤を通して成長していくことはご存知ですよね? 胎盤は赤ちゃんが成長するために欠かせない栄養素を含んでいるだけでなく、呼吸や排泄、ホルモン分泌や細胞分裂など、生命をつかさどる大切なはたらきも担っています。

化粧品や注射に配合されるプラセンタは、胎盤そのものではありません。胎盤が備えている成長因子やアミノ酸やミネラルなど豊富な栄養素を抽出したエキスを使います。使用されるプラセンタは、哺乳動物のものであれば効果はほぼ同じといわれていて、従来は牛の胎盤から抽出したものが多かったのですが、狂牛病騒ぎがあって以来は使われなくなっているようです。その後使用されているもので一般的なものは、人間か豚の胎盤。最近では、羊や馬の胎盤も登場しています。また、現在、人間の胎盤は医療用のプラセンタ注射液や点滴以外には使用することは、薬事法の定めによりできません。


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プラセンタが秘めているマルチなはたらき
美容面や健康面で注目されているプラセンタは、どんなはたらきや効能をもっているのでしょう?
世界3大美女のクレオパトラや楊貴妃が、若々しさを求めるために、プラセンタを食べていたという伝説があるくらい、プラセンタの歴史は古いものです。なのに、まだまだプラセンタ研究はわからないことも多いということもあり、今でも“神秘の臓器”などと呼ばれています。

胎盤がつくられる人間以外の哺乳動物は、出産直後にお母さんが胎盤を食べてしまいます。馬や牛など動物たちの出産シーンで、胎盤を食べているシーンを見たことがある人も多いのではないでしょうか? これは、栄養豊富なプラセンタを食べることで、出産で低下した体力の回復に役立てているからといわれています。誰かに教わらなくても、本能として備わっている知識なのかもしれません。

このようなエピソードを知るだけでも興味津津になるプラセンタは、短期間に細胞を増やす作用をもっています。このはたらきが、年齢とともに落ちていく肌のターンオーバーの促進と、コラーゲンやエラスチンを担う線維芽細胞の細胞分裂を高めます。その結果、シワやたるみ、シミ・くすみ、乾燥と幅広い肌悩みに期待できるという点から、エイジング対策や美容面で注目されています。

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医療現場で長年活用されているプラセンタ
プラセンタ注射は、個人差はありますが、週2回のプラセンタ注射で約1ヶ月でシミが薄くなり、シワも薄くなってくるといわれています。続けて通院することで美肌、健康維持をすることができますが、プラセンタ注射を止めても徐々に元の状態に戻っていくため、どこかおかしくなってしまうというようなことはありません。

また、プラセンタは美容だけでなく、病気治療にも活用されています。プラセンタ注射が、肝機能障害や更年期障害の薬として使われてきていることはあまり知られていないようですが、長きに渡って医療現場で活躍しています。