Beauty&Life - 「レーザー」と「光(IPL)」どちらが私の症状に合っている?

Beauty&Life Be YOU編集部の美容トーク
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テーマ 「レーザー」と「光(IPL)」どちらが私の症状に合っている?

シミやそばかす、肝斑、ニキビ、シワなど、あらゆる悩みに対応してくれる「レーザー」と「光(IPL)」。解決したいその肌の悩みは、どちらを選ぶのがベストなの? ここでは、レーザーと光(IPL)の違いについて、基礎知識をわかりやすく先輩編集者が解説します。
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Q「レーザー」と「光(IPL)」何が違いますか?
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A「波長」と「パルス幅(照射時間)」が違います。

違いその1 波長

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波長とは、光の長さのことです。短い波長は皮膚表面に、長い波長は皮膚深部に作用します。

レーザーの波長

■ レーザーの種類は大きく分けて3つ
レーザーには大きく分けて、1.コラーゲン(水分)に吸収されるもの、2.メラニンに吸収されるもの、3.ヘモグロビンに吸収されるものという3つのタイプがあります(下図参照)。レーザー治療は、こうしたレーザーの特徴を症状によって使い分けて行われます。例えばニキビ跡やシワのレーザー治療は、簡単にいうと、コラーゲンに吸収されるレーザーを使って、肌のコラーゲンを刺激し、増殖させることで解消しようとするものです。
レーザーの種類 メラニン ヘモグロビン コラーゲン(水分)
色素(dye)レーザー
ルビーレーザー × ×
アレキサンドライトレーザー ×
Nd-YAGレーザー(532)
Nd-YAGレーザー(1064)
Nd-YAGレーザー(1320)
CO2(炭酸ガス)レーザー × ×
Er-YAGレーザー × ×
ダイオードレーザー ×
よく吸収される
吸収される
多少吸収される
×
吸収されない
■ 何に吸収されるかは波長の長さで決まる
そのレーザーが何に吸収されやすいかは、波長の長さによって決まります。下のグラフは、各レーザーが何にどれくらい吸収されるかを示したものです。「Nd-YAGレーザー」などのように、同じレーザー名でも、波長が532nm、1064nm、1320nmと数種類存在し、それぞれ特徴が異なるものもあります。

ちなみにレーザーの名前は、そのレーザーが何によって発振されるかを表しています。例えばルビーレーザーやアレキサンドライトレーザーは、その名の宝石に電磁波を当てた振動で発せられます。
何に吸収されるかは波長の長さで決まる

光(IPL)の波長

■ 幅広い波長を持つ光は複数の症状を同時に改善
光治療は、IPL(Intense Pulsed Light)というカメラのフラッシュのようなマイルドな光を使って行われます。レーザーがひとつの波長を持つのに対し、光(IPL)は515?1200nmの幅広い波長を持つため、どれかひとつの症状ではなく、シミ・そばかす・小ジワ・ニキビ跡、赤みなどの複数の症状に同時に働きかけることができます。
幅広い波長を持つ光は複数の症状を同時に改善

違いその2 パルス幅(照射時間)

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パルス幅とは、レーザーの照射時間のことです。同じ波長でも、パルス幅によって効果が異なります。

レーザーのパルス幅

■ 症状に合わせてさまざまなパルス幅が存在
レーザー治療に興味のある人なら、「QスイッチYAGレーザー」「スーパーパルスCO2レーザー」などの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか? レーザー名の前につく、この「Qスイッチ」や「スーパーパルス」は、レーザーの照射時間をコントロールするシステムの名前です。

例えば「QスイッチYAGレーザー」は、YAGレーザーを10億分の1秒という非常に短い時間で断続的に照射するという意味。周辺の正常な皮膚にはダメージを与えず、深い部分にあるシミなどのターゲットだけを狙い撃ちするために考案されました。

ちなみに照射時間の間隔は、Qスイッチ、ノーマル、ロングパルス、ウルトラパルス、スーパーパルスの順で長くなります。パルス幅が短いほど、「熱が広がりにくく」「皮膚の深部に届き」「パワーが強くなる」という性質があり、波長が同じでも、パルス幅を変えることで複数の症状に適応します。

光(IPL)のパルス幅

■ どの機種もミリ秒単位のパルス幅
光(IPL)はレーザーに比べてパルス幅が長いため、「熱が広がりやすく」「皮膚の浅い部分に作用し」「パワーが穏やか」という性質を持ちます。効果がゆるやかな分、ダメージも少なくなります。どの機種もミリ秒単位のパルス幅を採用しているので、機種による効果の差は小さいと言えるでしょう。
TOPICS これまでのレーザー治療で満足できなかった人にもおすすめ!ピコレーザー

今、話題のピコレーザーは、Qスイッチレーザーの「ナノ秒(10億分の1秒)」よりさらに短い、「ピコ秒(1兆分の1秒)」のパルス幅で照射できるレーザーです。

ピコ秒で照射できるようになったことで、これまで以上にメラニン色素を細かく砕くことができるようになり、少ない回数でしっかり効果が出るのに、照射後の炎症性色素沈着などのリスクが生じにくくなりました。さらに痛みが少なく、かさぶたができにくいなどの特徴もあります。

モードを変えることで、濃く目立つシミはもちろん、これまで光(IPL)で治療していた顔全体に広がるシミにも対応。また、従来は難しかった“カラーのタトゥー”も消すことができます。

スポット
濃く目立つシミ
トーニング
顔全体のシミ、肝斑、くすみ、あざ、色素沈着
フラクショナル
ニキビ跡、毛穴、小ジワ
タトゥー除去
黒いタトゥー、カラーのタトゥー
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監修クリニック

クリニック名 秋葉原中央クリニック
住所 〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町2-20 翔和秋葉原ビル2F
電話番号 0120-119-877
診療時間 10:00〜18:00(最終受付17:00)完全予約制
休日 不定休(HPのブログにて開院日をご確認ください)
アクセス JR秋葉原駅昭和通り口より徒歩3分
東京メトロ日比谷線秋葉原駅出口1より徒歩1分
都営地下鉄岩本町駅A4出口より徒歩5分