審美の用語説明

施術・機械などの美容用語

審美

出っ歯で、笑ったときに上の歯茎が大きく見える状態をガミースマイル(骨格性上顎前突)と言います。この症状の方は上顎が大きく骨格的な問題があり、上顎前歯の歯科治療だけでは十分な改善を得ることは難しい場合がほとんどです。骨格性上顎前突の診断には、頭部X線規格写真、顔貌写真、歯列模型などの検査が必要で、これらの検査結果を分析し、噛み合わせの状態や顔貌との調和を考えた治療法、手術法、歯科治療法を決定します。通常、顎変形症の治療には手術前後の矯正治療が必要とされていましたが、この方法では3〜4年と長期にわたるため、短期間での治療を希望する患者さんのニーズには十分応えられません。しかし、術前の詳しい検査と顎変形症手術、噛み合わせの治療、審美歯科治療を行うことで、3〜6ヶ月と短期間で治療を終了することも可能です。 ガミースマイルで悩んでいる患者さんに対する治療を考えると、単に歯の形態、色調の回復といった歯のレベルのみの治療では十分ではありません。機能的、審美的治療の実践に必須である審美歯科治療、顎変形症手術、インプラント、矯正など総合的な治療を行うことで顔貌や口腔の美を回復することが必要と思われます。

解説クリニック: 医療法人社団 友生会 友生歯科医院